英語を挫折しそうになった体験談と乗り越えた方法をお話しします。
おそらくどんなことでも、挑戦していれば挫折しそうになることがあると思います。
特に英語の学習では、必ず多くの壁にぶつかります。
もうこれ以上進めない、という感じになるのです。
例えば、知らない単語の多い文章、リスニングでどうしても聴き取れないこと、
自分でこれを話したいと思っているのに、それが英語で表現できないもどかしさ、
などなど、数え上げればきりがありません。
それでも、あきらめずに壁を乗り越えていけば、必ずあなたの英語力も向上していきます。
今回は、いくつかの例をあげて、どのようにしてその壁を乗り越えることができたのかをお話しします。
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知っている単語の数が少なくて、挫折しそうになった
英語の本や新聞を読んでいて、知っている単語の数があまりにも少なくて、文章の意味がとれずにいやになってしまいました。
また、英文を聴いていても、一定の単語力がなければ、
やはり意味がとれず、ここで挫折してしまいそうになります。
単語力がないということは、ある意味致命的です。
特に初心者のときは、この壁にぶつかります。
英語の単語は、何千、何万とありますから、
そのすべてを覚えるなどということは不可能なのです。
特に、英語の単語帳などをつくって覚えようとすると、
飽きてきてあきらめてしまいがちですね。
この壁を破るには、本当に努力が必要です。
つまり、英語をマスターするんだという強いモチベーションがないと、容易に挫折してしまいます。
では、どのようにして、その単語力の壁を破っていったのでしょうか。
私の単語力の壁を破った方法
・8割の文章が理解できる階段シリーズの本を買ってたくさん読む

もちろん星ひとつからです。
そうすると、文の中でわからない単語が出てきても、
前後の文脈でなんとか推測しながら読み進めていけたのです。
もちろん、わからない単語にはマーカーで印をつけて、
本を読み終わってから、辞書で意味を調べました。
こうしていくうちに、徐々に単語の力がついていったのです。
次の段階は星2つのシリーズに挑戦していきました。
ここでも同じやり方で、単語の数を増やしていったのです。
単語力は、一気に伸びるものではありません。地道な努力が身を結びます。
・週刊英字新聞をとって読みました。

これのいいところは、非常に簡単な文章から、非常に高度な文章まで、
全部含まれていることです。
最初は、辞書がなくてもわかる文章から読んでいきます。
楽しみながら読むのがコツです。
次第にむずかしい英文に挑戦していきました。
このレベルになると、本当に普段は使わないような単語がしばしば出てきます。
この場合も、なんとか最後まで長文を読み終えます。
もちろん、むずかしい単語はマークしておきます。
ここで大事なのは、長文を読むのをとぎらせないで、最後まで読み進むこと。
どうしてもわからない部分が残りますが、それは、長文を数回読み終えてから、辞書で確認してください。
この方法のいいところは、毎週最新の情報が届くことです。
一週間かけて読み終わった後、新しい英字新聞が届きます。
そこで、また新しくむずかしい単語に挑戦できるわけです。
この方法を使って、相当な数の単語を身につけることができました。
・電子辞書を利用しました。

電子辞書というと、家電店で売っているものを思い浮かべますが、
あのタイプの辞書は、あまりおすすめしません。
ここでいう電子辞書とは、パソコンで使うものです。
インターネットからダウンロードして買うこともできますし、書店でも売っています。
有名なのが、英○郎という辞書です。
この辞書は本当にすばらしくて、2000円くらいで買えるにもかかわらず、
何百万語もの単語や熟語をカバーしています。
この辞書を一度使うと本当に手放せなくなりますよ。
例文が同時にでてくるところも利点です。
専用の辞書ソフトもありますから、ぜひ使ってみてください。
スラングまで入っています。
しかも、その単語を使った関係する表現が非常にたくさん出てくるのです。
これを使って、英語の単語を増やすことが可能になります。
また、この辞書を立ち上げておくと、英単語コピーしただけで、
自動的に訳してくれます。
文字通り、一石何丁もの役をはたしてくれる辞書です。
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リスニングのスピードについていけなくて、挫折しそうになった
これも、初心者がぶつかりやすい壁ですね。英語は言葉ですから、ある程度のスピードをもって使われるのが当然です。
初心者のころは、ここで、おそらく英文の意味を日本語に訳そうとしてしまっていたのでしょう。
でもそれでは、絶対にリスニングのスピードにいつまでたってもついていけません。
英語が速すぎると感じて、本当に挫折しそうになりました。
でも、よく考えてみると、日本語ではいくら早口の人の言葉でも理解できます。
英語が速いわけではないのです。
普通の英語に慣れていないから、速く感じるのだとわかりました。
それからは、どうやって、普通のスピードの英語を聴き取れるようになるか、考え始めました。
・ゆっくりした英文から聴き始めました。
これも階段をも登るのと同じです。初めから速い英語を聴き取ろうとしても役にはたちません。
まずは、自分のレベルにあわせて、ここでも8割の内容がとらえられるものを教材として選びました。
ここで大事なのは、1回聴いただけでわかったからといって、
次のレベルに進むようなことは避けましょう。
くりかえし聴いて、英文がすべて理解できるようになった後で次のレベルに進んでください。
・英語を英語のままで、イメージとしてとらえるよう意識して努力しました。
絶対に日本語に訳そうとしないでください。簡単な英語を使った音楽を聴くのもいい方法です。
ほとんどの英語の音楽はあまりにも速いですが、
中には非常にゆっくりとした発音で歌っているものもあります。
そういうCDを選んで、何度もくりかえし聴くようにしましょう。
音楽とともに、英語がイメージ化されるはずです。
ビートルズやカーペンターズに、いい曲があります。
・フォーマルな英語と口語英語を区別しました。
フォーマルな英語では、発音も聞き慣れたものに近いし、比較的楽に聴き取れるでしょう。
もちろん、スピードの問題はあります。
日本で売られている英語の参考書は、ほとんどフォーマルな英語を扱っています。
それはそれで、非常に大切なことなんですが、
これだけでは、口語英語が聴き取れないという壁にぶつかりました。
口語英語は、非常に速くしかもスラングも使っていたりします。
発音も、独特に崩れたものになっていきます。
文法もある程度無視されている場合もあります。
よい例があります。
海外に行ったとき、隣で話しているグループの話の内容がわかるようであれば、
相当な実力がある人です。

口語英語に慣れていないと何がなんだかわからないでしょう。
通常、このような場合、日本語でも同じように、文法を意識せず、
そうとう崩れた英語が話されているのです。
ですから、リスニングのスピードの問題だけでなく、それが口語英語なら、
それに対する訓練も必要なのです。
今では、口語英語を収録したCD教材がたくさん出ていますから、
それを買って、聴き取りの練習をすることが大切です。
おそらくはじめは何を言っているのか全くわからないはずです。
このとき必要なのが、その教材で話されている英文のトランスクリプトがついていることです。
トランスクリプトのない教材では、おそらくほとんど役に立たないでしょう。
どれだけ英語の発音が独特に崩れているか、
どれだけ文法と合っていないかなどがよくわかるには、
どうしてもトランスクリプトが必要になります。
(トランスクリプトとは、話されている英語を、文字で記述したものです。)
話したい文が出てこなくて、挫折しそうになった
英会話をしていると、話したいことがどうしても出てこないことがあって、本当に苦労しました。
自分には英語は不向きなんだとまで思ったことがあります。
意識せずに英語が出てくるようになるには、
本当に遠い道のりを行かなければならないんだと痛感したものです。
英語で表現できない壁を乗り越えた方法
英語を学習しているどんな人にも、到達しているレベルがあります。そのレベルの範囲内で、なんとか会話を続けなければなりません。
そこで、おすすめは、長い英文を話そうとしない、
短い英文をつなげて、最終的に自分の言いたいことを伝えることです。

また、言いたいことを少し変えて、自分の知っている表現で言い換えることも重要です。
普通の英会話で、仮定法過去完了などの難しい表現は使うものではありません。
文法でいくら習っていても、すぐに使えるわけではありません。
大事なのは、自分が使える表現で表すことです。
ですから、発話を短くしたり、すごくかんたんな英文に直して話すことは、
なにも気にする必要はないのです。
もちろん、レベルが上がってきたら、難しい表現もできるようになるでしょう。
そのときは、少し長い表現で会話をつなげていけます。
要は、今の自分の英語力のレベルの問題なんです。
レベルに合った英会話をすれば、問題なく窮地をしのげるでしょう。
あまりむずかしく考えずに、英語はもともと簡単なんだ、くらいに思って、
リラックスして話すのが一番の有効な方法です。
ジェスチャーを使うのは、英語では当たり前のことです。
なにも、恥ずかしいことではありません。
自分の英語が通じていないと思ったら、ジェスチャーを使って表現するのもとてもいいことなんですよ。
英会話のコツは、いかにリラックスできるかにあると思います。
緊張していては、できるものもできなくなってしまうのですから。
まとめ
ここまで、英語に挫折しそうになったとき、どのようにしてその壁を乗り越えてきたか、述べてきました。何度でもくりかえしますが、英語が「英語」のうちは、決して上達しないんですね。
英語が日本語と同じく一つの伝達の手段だと考えて、大切なのは伝える中身だと思ってください。
そうすれば、英語アレルギーは、次第になくなっていくはずです。
英語を自由自在に使いこなしている人も、最初のうちは何万回ものミスをしたはずです。
ミスは、英語習得のためには絶対に必要なものなんだと心得ておいたほうが安心ですよ。
たくさんの失敗をして、そこで間違いに気づいて直していければ問題ないのです。
それこそが、英語上達の秘訣と言っていいでしょう。
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