英語の長文がわからない人へ!おすすめの学習法や参考書をご紹介!
英語の長文が苦手な人が多いですね。
難しそう、長くて疲れる、読み取りに時間がかかる。
理由はそれぞれでしょうが、長文が読めないと困ることも多くあります。
たとえば、入試の問題、資格試験の問題、会社の文書などです。
それでは、英語の長文がわかるようになるためには、
どのような方法があるのでしょうか。
今回は、その方法について、お話しします。
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1 英語の文法の参考書
長文を読むためには、どうしても文法の力が必要です。中学校レベルの文法ではおそらく読み進めません。
最低限高校レベルの文法の力が必要でしょう。
文法は苦手、という人も多いでしょうが、
ここは、がんばって文法のおさらいをしましょう。
おすすめは、あまり堅い参考書ではなく、
マンガなどを使っている参考書です。
そして、必ず英文の中で文法が自然に学べるものにしてください。

とにかく、読んでわかりやすいものに限ります。
今では、そのような文法の参考書がたくさん出ていますから、
自分の目でチェックしてから買うようにしましょう。
文法の学習でも、大切なことは、頭で暗記することではなく、
身体にしみ込むまで勉強することです。
ですから、例文を必ずくりかえし音読する、
意識しなくともその文の意味が英語のままで理解できるところまで努力してくださいね。
2 単語や熟語を増やす学習
長文を理解するためには、これも大切な学習になります。これには、英語資格試験の参考書が役にたつでしょう。

おすすめは、英語検定準1級程度の単語や熟語の参考書です。
英語検定準1級であれば、大学生レベルになります。
これも今では、CD付きのものが出ていますので、必ず文章の中で覚え、
またCDに合わせてくりかえし音読し、これも身体にしみつくまで学習しましょう。
単語や熟語は、丸暗記ではあまり効果がありません。
例文の中でどのように使われているのか、しっかり身につけてください。
また、大手新聞社で出している週間英字紙を読むのもいい方法です。
これは、記事がたくさんあって、それぞれの記事にレベルがつけられています。
日本語も使ってあるので、なじみやすいと思いますよ。
でも、この中の長文はかなりレベルが高く、非常によい文章になっています。
これには、たくさんのむずかしい単語や熟語が使われています。
ですから、これを読むときには、マーカーなどを用意しておき、
読み取れなかった部分をチェックしていきます。
大事なことは、いくらわからない単語が出てきても、
決して途中でやめずに文章の前後の関係で単語や熟語の意味を推測する習慣をつけることです。
そして、読み終わってから、わからなかった部分を辞書を使って確認していきましょう。
発音もしっかり確認してください。
ここで大切なことは、文章の意味が完全にわかった後で、
その長文をくりかえし読み直すことです。
こうすることで、単語や熟語の数が自然に増えていきます。
3 長文がいくつかセットになったCD付きの薄い本

これは、初級、中級、上級とレベルに分かれたものが売られています。
自分のレベルに合ったものを選んで読んでみましょう。
まず、最初に長文を読んでいきます。
このときも、わからない単語などはマーカーなどでチェックしておきます。
上述したように、文章の前後関係から、その単語や熟語の意味を推測して、
決して途中でやめないことです。
薄い本ですから、ひととおりすべての長文を読み終えた後で、
わからなかった部分を辞書を使って調べましょう。
文章の意味が完全にわかったら、くりかえしてその本を最初から読み直しましょう。
1冊の本が、まるごと理解できたところで、今度はCDで、本文を聴きましょう。
こちらは、かなり速く音読されているので、初級でもよい聴き取りの勉強になります。
最初は文章を見ながら聴き取り、次に文章を見ずに聴き取りだけに集中しましょう。
ここでもやはりくり返しが大事です。
英語のリズム感やイントネーションなどが、自然に身につくまで使いこなしましょう。
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4 長文理解のコツ
英語の長文も、日本語と同じで、いくつかの段落に分かれています。長文を読むときは、必ず段落ごとの内容を確認しながら読み進めましょう。
これもいちいち日本語に訳さずに、英語のイメージでとらえるようにします。
決して、頭の中で一文一文日本語に訳したりしないでください。
日本語では、結論が最後にくることが多いのですが、英語ではそうとは限りません。
結論を最初に述べてから、その理由を段落ごとに説明していく形も多いのです。
ですから、各段落の英語のイメージを大切にしてください。
そして、最終的に、その長文が何を結論として述べているのかをとらえられるようにします。
そうすれば、あなたの長文理解も大いに進むはずです。

それから、わからない単語や語句が出てきても、途中で読むのをあきらめないことが肝心です。
これは、非常に大切なことですが、文章にはかならず流れがあって、
そこだけ全然関係のない言葉を使うはずはないのです。
ですから、繰り返しになりますが、前後の文章の意味をくみとって、
そのわからない単語や語句の意味を推測するのです。
こうすれば、途中でとぎれることなく、まずは長文を最後まで読み進められます。
もちろん、わからなかった単語や語句は、全体的な結論をイメージできたあとで、
辞書を使って確認します。
おそらく、あなたが推測した意味とそれほど違っていないはずです。
全体の意味がわかったところで、その長文を何度かくりかえし読み直してください。
こうすれば、長文の読解もしだいに楽になってくるはずです。
5 速読・速聴に挑戦
最後になりますが、長文を読むときに役に立つのは、速読の習慣です。これは、英文を英文のままで読み進めていくことに力を発揮します。
最近では、この速読・速聴にしぼったCD付きの参考書も出ています。
これらの本のよいところは、レベルが初級者、中級者、上級者、最上級者に分かれていて、
自分に合ったところから始められる点です。
もちろん、速読を達成するための工夫がされています。
日本語訳には、速読に非常に都合のよい文節訳がのっていることです。
もちろん、通常訳ものっていますが、文節訳は、限りなく英語の流れにそって英語を読み進めていける手立てとなります。
参考文例も豊富ですから、おすすめです。
これには、速聴CDがついていて、長文を段落ごとに理解していくときにも役に立ちます。
本文の速読に慣れたら、できれば文章を見ずに、CDをくりかえし聴き取ることをおすすめします。
この種の参考書では、単語や語句の力も重視しており、長文読解にも最適でしょう。
まとめ
これまで述べてきたことは、英語長文理解の苦手なあなた向けでした。長文読解に限らず、英語の勉強では「くりかえし学習」がとても大切です。
ですから、何度も「くりかえして」という言葉を使っています。
英語が「英語」という感覚のうちは、英語に違和感をもっている状態です。
つまり、英語が自然に口からでてくるような状態までいきつけば、
もうあなたは英語の上級者です。
日本人が英語に違和感をもっているうちは、絶対に英語を話したり、
読んだりできるようにはなりません。
この機会にぜひ、英語に対する見方を根本から変えて、
英語が自分にとって自然のものという感覚を持ってください。
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